食物アレルギー性肠炎の制御机构の解明 诱导と寛解に関わる各种臓器の役割
东京大学大学院农学生命科学研究科附属食の安全研究センターの足立(中嶋)はるよ特任研究员、八村敏志准教授および同医科学研究所の清野宏教授らの研究グループは、食物アレルギーを発症する遗伝子改変マウス(卵白に含まれるアルブミン(オボアルブミン)のみと结合する罢细胞の受容体遗伝子を発现したマウス)において、その肠炎発症にオボアルブミンのみに反応する白血球(颁顿4阳性罢细胞)とそれが产生するサイトカインの一种、インターロイキン-4が必须であることを示しました。

© 2015 足立(中嶋)はるよ
食物アレルギーを患った遺伝子改変マウスにオボアルブミンを投与することで誘導される腸炎の原因組織を同定するため、各種リンパ系の組織を欠損したマウスを作製した。欠損させた組織は以下の5種である(1, MLNs; 腸間膜リンパ節、2, PPs; パイエル板、3 (4), MLNs and PPs (pLNs); 腸間膜リンパ節とパイエル板、5, SP; 脾臓)。腸管免疫系のリンパ節(MLNs とPPs)は腸炎誘導に必須である一方、全身的に防御を担う免疫系(SP)は炎症形成には影響しない。
この食物アレルギーを発症するマウスは、オボアルブミンの経口投与により炎症が诱导された后も、継続的にオボアルブミンを投与すると、罢细胞が无反応状态(寛容)になり肠炎を克服します。そこで肠炎の発症と抑制に関わる免疫组织を特定するため、各组织を欠损したマウスを作製しました。その结果、1)肠管免疫系のうち肠间膜リンパ节は肠炎形成に必须である。一方肠管のリンパ节様器官?パイエル板は、摂取したオボアルブミンに対し迅速に反応し、肠间膜リンパ节と协调的に机能する、2)全身的な防御を担う免疫组织である脾臓はオボアルブミン投与后から寛容になり肠炎诱导には関与しない、3)肠间膜リンパ节では寛容成立后も炎症反応が継続し、炎症の再発に関わる可能性がある、ことが明らかになりました。
免疫系は、生体が取り込んだ食品に対して炎症と寛容の相反する反応を同时に诱导します。この复雑な免疫応答のバランスが崩れることが食物アレルギー発症の仕组みですが、未だに详细は解明されていません。本研究はこの仕组みを担う组织と、それらの相互関係を明らかにすることに成功しました。本成果は科学的根拠のある安全で有効な治疗法の开発に必须であり、その进展に大きく贡献します。
论文情报
Haruyo Nakajima-Adachi, Akira Kikuchi, Yoko Fujimura, Kyoko Shibahara, Tsuyoshi Makino, Masako Toda, Shuichi Kaminogawa, Ryuichiro Sato, Hiroshi Kiyono, Satoshi Hachimura, et.al.,
“Peyer’s patches and mesenteric lymph nodes cooperatively promote enteropathy in a mouse model of food allergy”,
PLoS One Online Edition: 2014/10/7 (Japan time), doi: 10.1371/journal.pone.0107492.
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