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厚生労働省「予防?健康づくりインセンティブ推進事業」 データヘルス計画推進シンポジウム-政府?骨太方針に基づく社会保障KPIとデータヘルス計画の運営を支援するポータルサイト-を開催しました

掲载日:2016年5月23日

実施日: 2016年03月22日

讲演概要

东京大学では、厚生労働省の高齢者医疗制度円滑运営事业费补助金「予防?健康づくりインセンティブ推进事业」を通じて、医疗保険者の「データヘルス计画」の运営を支援し、予防?健康づくり施策の検証を进めるための仕组みを検讨している。

今回のシンポジウムでは、「経済财政运営と改革の基本方针2015(骨太方针)」に基づく构造改革や社会保障碍笔滨等、データヘルス计画に関する政策导入の背景と主旨について関係省庁から绍介いただくとともに、东京大学で行っているプロジェクト报告、および现场の医疗保険者からデータヘルス计画运営の実务やポイント等についてパネルディスカッション形式で発表いただいた。

当日は、健康保険组合など保険者を中心に、自治体、公司総务?人事担当者等、约240名が参加した。
 

特别讲演1「骨太方针に基づく工程表および社会保障碍笔滨」


内阁府の野村氏は「国?地方を通じた経済?财政再生プランについて」と题し、改革工程表のポイント、碍笔滨设定の考え方、社会保障分野の改革工程表など、改革工程表?碍笔滨の全体像について説明を行った。

(以下要旨)

改革工程表は2020年度までに国と地方の财政収支を赤字から脱却するのが目标であり、まずは2018年度にプライマリーバランス赤字対骋顿笔比をマイナス1%程度に収めることを目标とし、5年后の実现を目指している。计画は、硬直にならず柔软性を持たせることを方针とし、各分野の改革项目の积み上げ、ボトムアップにより构成される。また、碍笔滨指标を设定し、実态データを彻底的に「见える化」し、エビデンスに基づいた分析をしながら计画の进捗管理を行うことを特徴としている。
データの「见える化」を行うことによって、行政に対する需要や要求构造を根本的に変えることを狙う。今后、半年程度でデータベースを整备し全国平均や近隣自治体との比较が出来る环境を整え、各自治体で経済?财政再生に资する改革を进める端绪となることが期待される。
また、データインフラの整备にとどまらず、先行的な取り组みを行っている自治体の事例を先进?优良事例として収集するプロジェクトも実施する。具体的な事例として、静冈県独自で设定した指标である「お达者度」(65歳の平均自立期间)、群马県における市町村国保事业と介护保険事业のベンチマーク设定の取り组みが绍介された。
内阁府では、このような事例収集やデータの「见える化」等、自治体関係者が活用しやすいインフラ整备により改革の裾野を広げ、改革推进に向けて関係省庁と协力しながら取り组みを进めていく方针だ。

 

 












内閣府 野村裕氏


财务省の大来氏は、「我が国の社会保障制度を巡る状况と改革の取组み」と题し、医疗保険财政について、なぜ改革工程表における取组みが必要なのか财政的な観点を中心とした説明がなされた。

(以下要旨)

国の予算における社会保障の支出は、バブル期と比较すると、他の一般歳出がほぼ横ばいであるのに対し、现在では3倍に膨张している。今后も、骋顿笔の伸びを上回って医疗や介护の费用が伸びると推计されている。人口の高齢化は社会保障给付费に大きな影响を与えており、団块世代が后期高齢者(75歳以上)となる2025年に向けて、现状の给付水準のままでよいのか议论のあるところである。翱贰颁顿诸国における社会保障支出と国民负担率の関係をプロットしたグラフを提示し、改革を行わず现行制度を维持した场合、日本は社会保障支出がバランスを欠いて膨张していく状况にある。
このような背景から経済?财政再生计画において社会保障改革は特に取り出して记载されており、効率化や予防等、制度改革に取り组むこととなっている。小泉内阁时代の社会保障费コントロールは単年度での予算をみて抑制していたが、今回の计画では、社会保障费の伸びをみながら复数年度で管理される。予防等に取り组み、趋势的な医疗费?介护费の伸びが落ち着いたものになればその结果が取り込まれる仕组みであり、保険者が予防に取组み、医疗费?介护费の伸びに贡献することが期待される。
また、社会保障関係の改革工程表は大きく7つの项目で构成されており、「见える化」の推进、碍笔滨の设定、インセンティブ改革等が謳われている。
保険者に対しては、インセンティブ措置下での保険者机能の适切な発挥や、被保険者に対する给付と负担のバランスに関する意识启発、个人に対するインセンティブ付与の仕组みの活用、地域医疗构想の実现のため积极的?主体的な协议への参加、适正なレセプト审査や専门性の向上、医疗関係者との积极的な対话等も重要な论点である。













財務省 大来志郎氏

 


特别讲演2「医疗保険者によるデータヘルス计画の推进」


厚生労働省の安藤氏からはデータヘルス计画の推进に着目した现状と课题について説明があった。

(以下要旨)

データヘルス计画については、昨年9月现在でほぼ9割の保険者が计画策定を完了している。データヘルス计画は笔顿颁础サイクルを回すことを謳っているが、実际の计画をみると、笔顿颁础サイクルが出来ている保険者もあれば加入者の健康课题の把握もこれからといった保険者もあり、今后はデータヘルス计画の精度を高めていくことに注力するという。
平成30年度からの本格稼働に向け、そのためのツールとして、いわゆるポータルサイトを活用した计画の标準化も検讨している。
データヘルス计画を推进する上では、ノウハウ?推进方策、専门的人材?マンパワー、事业実施へのインセンティブと、大きく3つの课题がある。
データヘルス计画を进めるためのノウハウ?推进方策がわからないという课题については、一次予防としての生活习惯病対策、重症化予防の二つの取组みを行っている。
一次予防については、健诊受诊を契机に行动変容や问题の意识化につながるような工夫が必要である。具体的には、付加価値をつけたわかりやすい健康情报の提供(视覚に诉える?数値の意味を伝える?ソリューションを伝える)や、滨颁罢を活用したインセンティブの取组みを考えている。健康无関心层を健康活动にひきこめるよう、インセンティブを付け、取り组むきっかけや継続支援が活用できないか検讨中であり、ガイドラインとしてとりまとめ近いうちに保険者に配布する予定である。保険者からの働きかけだけでは限界があり、个人の日常生活动线でも健康づくりの仕掛けを入れる必要があり、学齢期からの健康教育、职场での働き方、退职后の地域でのコミュニティづくり、本人が意识せずとも健康づくりにつながるまちづくり等、大きな视点での取组みも同时に进める必要がある。
重症化予防は、糖尿病性肾症について一部の保険者と医疗机関の连携で既に取组みが始まっており医疗费的にも効果が期待できる。一番の课题は、医疗机関と保険者が良好な関係を作りあげる点であり、先行的な事例として、広岛県呉市や埼玉県での事例が提示された。
専门的人材?マンパワー不足の问题については、多くの健保组合において実际の事业を民间事业者への委託で実施している実情を鑑み、今后は质の高い民间事业者の育成に力を入れ、保険者と事业者それぞれのニーズとソリューションをマッチングする取组みを推进する。
実际に事业を実施するためのインセンティブがないという课题については、保険者种别に関わらず共通で取组む课题もあり、保険者共通の评価指标を検讨会でまとめている。今后は、その结果をふまえ保険者种别の具体的なインセンティブの仕组みについて検讨を进めているところである。
日本健康会议における「健康なまち?职场づくり宣言2020」において、一定の碍笔滨目标を含めた取りまとめが行われている。今后は毎年4月~5月にこの宣言の达成状况を全保険者にアンケート调査で确认し、日本健康会议のポータルサイトも活用しながら実际の进捗状况を「见える化」し、2020年度に向けた一层の保険者の取组みを促していく。












厚生労働省 安藤公一氏

 

プロジェクト报告

 

東京大学古井特任助教より、厚生労働省「予防?健康づくりインセンティブ推進事業」のプロジェクト报告が行われた。
本プロジェクトでは、保険者のデータヘルス計画運営を支援する「ヘルスケア?ポータルサイト」を開発しており、プロジェクト报告終了後、パネリストとして、このポータルサイトを実際に先行的に試用した保険者として、厚生労働省大臣官房会計課福利厚生室共済班長今井氏、SGホールディングスグループ健康保険組合保健事業課課長田浦氏の2名を迎え、古井特任助教をコーディネーターとしたパネルディスカッションが行われた。

まず、古井特任助教より「保険者を支援するポータルサイト~社会保障碍笔滨を実现する视点から」と题し、データヘルス计画导入の背景やデータヘルス计画の运用面の特徴等について説明があった。

(以下要旨)

社会构造の変化に伴い、社会保障分野においても一歩踏み込み&濒诲辩耻辞;攻める&谤诲辩耻辞;取组みが求められるようになり、国民の健康寿命の延伸という施策実现のため、国民皆保険下での科学的アプローチとしてデータヘルス计画が导入された。
データヘルス计画の运営にあたっては、いわゆる健康无関心层への働きかけや集団特有の健康课题に応じた保健事业を设计することが重要である。
本プロジェクトで开発しているポータルサイトは、データヘルス计画の作成や评価?见直しを行うデータヘルスパス、人材の养成支援を行うデータヘルス大学、実务の実行性?継続性を担保するデータヘルスライブラリーの3つの机能で构成されている。
データヘルスパスでは、健康课题を明确化し优先顺位を付け、対策の方向性のカテゴリー化を行うことで各保健事业がどの健康课题と连动しているのか、连动していないのかが可视化される。ポータルサイトを入力することで毎年の事业の评価?见直しが容易になり自然に笔顿颁础サイクルが回る仕组みを目指している。また、入力结果を出力すればそのまま报告书として活用することも可能である。
他の保険者や自治体等の先駆的な取组みも参考できるよう、予防?健康づくりに関する事例やツール?素材も収集し参照できるようになっている。
これからデータヘルス计画を策定する保険者は、ポータルサイトを活用して集団の健康课题を整理することで目指す方向性がより明确化される。またこれまでの事业の&濒诲辩耻辞;棚卸&谤诲辩耻辞;により事业主の协力関係がよりスムースになったり、评価指标の设定により将来简単に评価?见直しが可能となることも期待できる。具体的な取组みとして、厚生労働省共済组合の事例を参考にされたい。
また、既にデータヘルス计画を策定している保険者にとっては、1年目の评価?见直しの具体的な取り组みとして、厂骋ホールディングスグループ健康保険组合の事例を参考にされたい。












政策ビジョン研究センター 古井祐司特任助教

 

パネルディスカッション「ポータルサイトを用いたデータヘルス计画の评価と见直し」

 

厚生労働省の今井氏は、今回、厚生労働省共済组合のデータヘルス计画の策定を通じ、个々の保健事业の棚卸をすることで、これまでは事业の目标や成果の确认が曖昧だったことや事业主も様々な事业に取り组んでいることが明确になったと报告した。またレセプト?健诊データの分析により健康分布図を作成してみると、非肥満だが高リスク者が多いという集団の特徴も明らかとなった。実际の作业を通じて、データ分析と同じくらい职员の特性や职场环境の実态把握が重要であることに気づいたという。
分析に基づき健康课题を整理し、保健事业の目的と目标、実施计画が设定された。具体的には、日常生活の场である职场を通じてリフレッシュや活动量のアップを図ること、パフォーマンスの高い仕事が出来るようエネルギーチャージを図ることを狙い、贡献ポイント(自分への贡献、社会への贡献、保健指导に関する贡献等)を活用した事业を検讨するという。
古井特任助教からは、职场动线を生かした取组みは、多忙な省庁でも取り组みやすいもので、他の国家公务员共済组合や公司でも参考になる事例ではないか、と指摘された。

厂骋ホールディングスグループ健康保険组合の田浦氏は、実际にデータヘルス计画を作成した际のエピソードとして、策定までに十分な时间がなく、とりあえず埋めたが计画の内容に自信がなかった等を挙げた。自健保で何が问题なのかをあぶりだすためのデータの切り口やアウトプット?アウトカム指标の评価のイメージがよくわからなかったという。今回、実际にポータルサイトを试用した実感としては、全体构造の把握が容易で、健康课题のカテゴリー化により自健保の课题が整理しやすい、ナビゲーションにある考え方や方向性を确认しながら进めることが出来る、年次ごとの事业の振り返りや评価がしやすい等の利点を指摘された。さらにポータルサイトに期待する机能として、ナビゲーションの一层の充実や、集団特性や健康课题が类似した保険者间で比较?参照できる机能等を挙げた。

最后に古井特任助教より、パネラーとして参加した2つの保険者の取组みは、自分の组合の加入者に素直に向き合った结果、次の一歩となる対策が见えてきたという事例であり、ポータルサイトを有効に活用してデータヘルス计画の全体构造が理解できると、计画も进めやすくなると総括された。












厚生労働省 今井紀博氏、SGホールディングスグループ健康保険組合 田浦聖子氏


今回のシンポジウムの开催が、医疗保険者のデータヘルス计画が一层推进される一助となれば幸いである。
 

开催概要

【日时】 2016年3月22日(火)14:30-16:30
【场所】 東京大学本郷キャンパス 伊藤国際学術研究センター地下2階 伊藤谢恩ホール
【主催】 东京大学政策ビジョン研究センター
【后援】 健康保険组合连合会、全国健康保険协会
【备考】 対象: 健康保険組合、共済組合、全国健康保険協会、保険者と協働する事業主(人事総務担当)、都道府県国保連合会
参加费:无料

 

プログラム

开会挨拶
坂田 一郎
(东京大学政策ビジョン研究センター センター長)
特别讲演1「骨太方针に基づく工程表および社会保障碍笔滨」
野村 裕
(内阁府政策统括官(経済社会システム担当)付参事官(総括担当))
大来 志郎
(財務省主計局厚生労働係総括、第一係担当 主査)
特别讲演2「医疗保険者によるデータヘルス计画の推进」
安藤 公一
(厚生労働省保険局医疗介护连携政策课医疗费适正化対策推进室长)
プロジェクト报告
「保険者を支援するポータルサイト~社会保障碍笔滨を実现する视点から」
古井 祐司
(厚生労働省「予防?健康づくりインセンティブ推進事業」実施責任者、 东京大学政策ビジョン研究センター 健康経営研究ユニット 特任助教)
パネルディスカッション
「ポータルサイトを用いたデータヘルス计画の评価と见直し」
パネリスト
田浦 聖子
(SGホールディングスグループ健康保険組合 保健事業課課長)
今井 纪博
(厚生労働省大臣官房会计课福利厚生室共済班共済班长)
コーディネーター
古井 祐司
(厚生労働省「予防?健康づくりインセンティブ推进事业」実施责任者)

 

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